日本の誇りGT-Rの系譜

R35

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そして約10年の月日が流れ・・・・2008年・・・・登場したのがR35GTRです!

「スカイラインGT-R」ではなく、ただの「GT-R」となりました。

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ファンが待ち焦がれた新世代GT-Rはとにかく異次元のクルマでした。
これまでフェラーリやポルシェといった世界のスーパースポーツと並ぶ、いやそれらを凌駕する性能を持ったクルマが初めて日本で生まれたといってよいでしょう。

日本車として初のトランスアクスルを採用。トランスアクスルとは、トランスミッションをエンジンとは分離し、ディファレンシャルギアと一体のパーツとして駆動車軸である後輪軸付近に配置した構成をいいます。トランスアクスルによって、前後の重量配分が均等に近づき、いわゆる「フロントミッドシップ」が実現可能となるわけです。
これまで日本でトランスアクスルを採用したクルマは一台もありませんでした。裏返して言えば、日本にはホンモノのスポーツカーは一台もなかったといえるでしょう。
初めて本気で作ったスポーツカー。「現代の零戦」と評されたのもうなずけます。

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R32から続くハイテク可変4WD=アテーサET-Sももちろんしっかりと受け継がれています。
エンジンは、VR38DETT型 3.8LV6ツインターボを搭載し、初期のモデルは最高出力480馬力、現在最強のNISMOモデルでは600馬力を叩き出します。
R34までのGT-Rは、大リーグボール養成ギプスを付けた星飛雄馬のごとく、拘束具を付けたエヴァンゲリオンの如く、その持てるポテンシャルを自主規制により無理やり280馬力以下に抑えられていたことを考えれば、市販車の状態で世界のスポーツカーと対等に勝負できるパワーをというのは、まさに画期的なことです。

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世界最速市販車の座をかけてポルシェとまさに激闘を繰り広げているのですが、2013年9月30日にNISMOモデルがニュルブルクリンクにおいて7分08秒679で北コースを周回し、量産市販車としての世界最速の記録を更新しています。まさにニッポンの誇り!

 

以上、初代ハコスカから、平成の零戦R35GT-Rまで続く、GT-Rの系譜でしたー!

 

おまけ:歴代スカイラインとGT-Rの歴史

https://www.youtube.com/watch?v=H4kyDUvT6GY


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2 Responses

  1. 2015年5月8日

    […] 日本の誇りGT-Rの系譜 […]

  2. 2016年4月2日

    […] 出典barbarossa.red […]

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