【動画あり】ベレッタ社の近未来的な最新銃たち【まるでSF】

 

ベレッタ社

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ベレッタ社 (ファブリカ・ダルミ・ピエトロ・ベレッタ、伊: Fabbrica d’Armi Pietro Beretta、ピエトロベレッタ火器工業)といえば、米軍制式採用拳銃のM92や、連発可能なM93Rなど、日本ではどちらかというと拳銃のメーカーとして知られています。

ベレッタ92がどうして映画などで人気の銃なのかについては、以前書きました。

【拳銃界の大スター】ベレッタ92が大人気のワケ【優美かつ流麗】

実はベレッタ社は、ライフルや短機関銃も多く製造しており、イタリアを始めヨーロッパ各国の軍隊や警察機関などに採用されています。
そして、現在ではイタリア軍の次期制式ライフルの開発に携わり、また拳銃も各モデルを刷新しようとしています。

ベレッタの歴史

ベレッタロゴ

ベレッタ社の歴史はとてつもなく古く、16世紀に北イタリアのガルドーネを拠点として、ベレッタ一族はすでに銃器の製造に携わっていたのです。
ヴェネツィアの記録保管所には、以下の様な文書が残っています。

「1527年10月3日、ブレシア地区ガルドーネのマエストロ、バルトロメオ・ベレッタはヴェネツィア造兵廠のために185本のバレルを製造し、ヴェネツィアは代金296ドゥカートを払った」

ガルドーネ

ガルドーネというのは大体このあたり。ブレシア地区の中にあります。

そんな由緒正しいベレッタ社の中興の祖にあたるのが、今なお社名にその名を残す、ピエトロ・ベレッタです。
彼はメラ河の水流を利用した発電所を建造し、その電力でもってベレッタ社の製造能力を大幅に引き上げたのでした。
自家発電可能なベレッタの工場では、第二次世界大戦の空襲中も稼働し続けたと言われています。

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そして今では、フィンランドのスナイパーライフルメーカーのサコやイタリアのショットガンメーカーであるベネリといった他の銃器メーカーをも傘下に収め、より一層広く事業を展開しています。

ベレッタ社の最新モデル

そんなベレッタ社が次々と開発・発表する最新モデルの銃を見てみましょう。

ARX-160 A1/A2

まずは、イタリア軍の次期制式採用ライフルとして開発された、ARX-160です。

ARX160A1

これは、イタリア軍の現行制式採用ライフルであるAR70/90 の後継として開発されました。

軽量なポリマー素材を多用し、上面およびバレルの左右と下面にピカティニーレイルを配した装備拡張性、そして、人間工学に基づいたエルゴノミクスデザインと、「まさにこれぞ次世代アサルトライフルよ!」感嘆すべき銃となっています。

バレル下面のレイルにはアンダーレイルグレネイドランチャーのGLX-160A1を装着することができます。

GLX-160A1

ARX-160は、次世代ライフルらしく、高度にモジュラー化されており、オプションパーツの交換や着脱により、多用途への対応が可能となっています。

ARX160分解

まず、スタンダードモデルのA1に対し、エクストラロングボトムレイルを配したA2が存在します。

BerettaARX-160A2

その上、短銃身の12インチバレルモデルにフォアグリップを装着すれば近接戦闘用のCQBモデルとなりますし、逆にヘビーバレルとバイポッド、ドラム型マガジン大型ボルトハンドルを装着することによって火力を向上させ、分隊支援火器モデルとして用いることも可能です。

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さらには、バレルやアッパーレシーバーを交換した小口径22口径弾仕様のARX-160・22Pistolも存在します。

ARX-160は、すでにアフガンなどで使用されています。

イタリア特殊部隊ARX160

アフガニスタンのアルバニア軍特殊部隊ARX-160

 

 

Px4ストーム

お次は、2005年に発表された次世代拳銃のPx4ストームです。

Px4

ベレッタ社伝統のオープントップデザイン(上面が大きくカットされ、バレルが露出するデザイン)を採用しないかたちとなっており、こちらはジウジアーロのデザインです。

そもそもオープントップは軽量化を目的としていたのですが、強度に問題があるとされてきました。
そこで、ポリマー素材を使用することで、重量と強度の両立を図ることが可能となり、オープントップデザインを必要としない近未来的なデザインとなったというわけです。

Px4ストームは、ロータリーボルトという変わったシステムを採用しています。
これは、発射時にスライドの後退とあわせてバレルが回転しボルトとのロックと解除を行うというもので、これによって部品点数の削減と強度の向上を図ることができます。

9x19mmパラベラム弾、9x21mmIMI弾、.40S&W弾、.45ACP弾と4種類もの幅広い弾薬に対応しており、これがPx4という名前の由来となっています。

 

冒頭からおっさんが狂ったようにぶっ放してます。

Cx4/Mx4ストーム

さあ、そして最後は、Cx4/Mx4ストームです。

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こちらもPx4と同じストームシリーズとなっておりまして、デザインも同じくジウジアーロの流線型デザインです。
見てください!まるでSFに出てくるような近未来的なかたちをしています。

ライフルと位置づけられてはいますが、拳銃弾を使用し、グリップ内部にマガジンを配するという、どちらかというと拳銃に近い構造となっていまして、マシンピストルに近いといえます。

過剰な威力を必要としない、警察や法執行機関のための市街地専用マシンピストルであり、拳銃弾を使用しつつも安定した射撃姿勢とサイティングが可能となっています。

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Cx4ストームはセミオートですが、Mx4ストームはフルオートです。

こちらも9x19mmパラベラム弾、9x21mmIMI弾、.40S&W弾、.45ACP弾と幅広い弾薬に対応しています。

 

イタリアの美しくも伝統的な銃が、今近未来的なかたちに変わろうとしているのは、とても感動的です。
イタリア好きの方は、ぜひ一丁でも二丁でも買って撃ちまくってはいかがでしょうか。

 


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