第三世代戦車とはなにか

第三世代戦車とは、戦後に開発された主力戦車のうち、第三世代にあたる戦車をいいます。主に80年代以降に登場した戦車はすべてこのタイプといっていいでしょう。

第三世代戦車の特徴には以下の様なものがあります。

• 複合装甲
  • WW2後期から戦後第二世代までは、戦車の形状は「避弾経始」という概念が広く取り入れられていましたが、 APDC（装弾筒付徹甲弾）やAPFSDS（装弾筒付翼安定徹甲弾）のような強力な砲弾が開発されるようなると、浅い角度でも装甲が貫通されるようになり避弾経始がまるで通用しなくなってしまいました。
  • そこで従来の装甲の間に性質の違う装甲を何層にも重ねあわせ、それぞれの特性を互いに補うことで防御力を高めた複合装甲が採用されるようになりました。
  • 複合装甲の内部に使用される材料は、セラミック、劣化ウラン、チタニウム合金、繊維強化プラスチック、合成ゴムなどです。
• ライフル砲
  • 第二世代戦車では105mmまたは115mmライフル砲が主流でしたが、APFSDSやHEATという砲弾が使用されるようになり、回転が加わると着弾時に直進するエネルギーが周りに拡散してしまって貫徹力が弱まってしまうため、第三者世代では滑腔砲へと「先祖帰り」することになりました。
  • 口径も西側120mm、東側125mmと大口径化しています。
• パッシブ型暗視装置
  • 第二世代ではアクティブ型暗視装置だったのが、第三世代では、敵の発したほんの僅かな光や熱を受容し感知できるパッシブ型暗視装置が採用されています。
  • 第二世代と第三世代では夜間の交戦可能距離に十倍以上の差があるといわれています。

勝手にランキング

さぁ、そこで独断と偏見により、各国の第三世代戦車をランキング形式で並べてみましたので、ぜひご覧ください。

10位　K1 （韓国）

（出典：wikipedia）

変速機に重大な欠陥があるとか、火災報知機に異常が有るとか、車体のバランスが悪いとか、ウィキにはそんなことが書いてありました。
サスガですね。

9位　T-80（ロシア）

（出典：wikipedia）

ソ連のT-80です。この戦車はM1 同様にガスタービンエンジンを持っており、なんと最大速度70km/hという高い機動性を持っております。
でもめちゃめちゃ燃費悪い。だもんで、T-72よりも採用数が少なくなってしまいました。無念。
APFDSとHE-FRAGを砲弾として使用しております。

こちらは改良型のT-80Uです。
さらにディーゼルエンジンを積んだT-80UDというのもあります。結局ロシアでは米国のような信頼性の高いガスタービンエンジンが作れなかったということか。

8位　アリエテ（イタリア）

（出典：機械博物館）

こんな戦車あり得て？・・・・すいません。
艦載砲メーカーとして名高いオットー・メララ社がつくったイタリアが誇るMBT！
ホウスUAVという無人航空機を射出するという機能を持っています。

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