GT-R vs ポルシェ911ターボ
日本が世界に誇るスポーツカーといえば、そうGT-Rです!
GT-Rはその誕生まもないときから、世界一のスポーツカーであるポルシェをターゲットとして、走り続けてきました。
第2回日本グランプリにおいて、式場壮吉が乗るポルシェ904を生沢徹のスカイラインGTが1周だけ追い抜いてトップを走った、いわゆる「スカイライン伝説」はあまりに有名です。
そんなライバルである2台のクルマですが、近年では、ドイツにある、世界一過酷なコースとして知られるニュルブルクリンク北コース「Nordschleife(ノルトシュライフェ)」(全長20.832km)でのラップタイムバトルが加熱しています。
そんなライバル車のニュルラップのこれまでの記録を振り返ってまとめてみました。
GT-Rの鮮烈デビュー
2007年末にデビューしたニッサン・GT-Rは、当初より「ポルシェターボより速い」という触れ込みでしたが、2007年12月いきなりニュルで7分38秒54を出しました。
34GT-Rが7分54秒だったので、いきなり10秒以上も縮めた上、2006年2月にポルシェ911ターボ(997)が持つ7分38秒の記録に肉薄しています。
ニュルラップをめぐる場外バトル
続く2008年4月には、08年モデルのGT-Rが、7分29秒3をマークし、あっさりとポルシェの記録を打ち破ってしまいます。
ポルシェは2008年9月に997型の911ターボで反撃に出ますが、やはり7分38秒フラットしか出せず、GT-Rに敗北を喫してしまうことになります。
世界一のスポーツカーメーカーであるポルシェはこの結果に納得がいかず、2008年9月30日、日産に対して「GT-Rのタイムは疑わしい」と異議を申し立てました。そして、10月2日には日産がポルシェに反論。世界がこのスポーツカーメーカーの場外バトルに注目しました。
しかし、1年後のニッサンは2009年4月、09年モデルのGT-Rを再度ニュルに持ち込み、またもや記録更新。7分26秒70を達成します。
その後もGT-Rは次々とニュルでのラップタイムを更新し、2012年5月にはなんと7分19秒までタイムを縮め、進化の度合いを伺わせます。
ポルシェの反撃
ポルシェは世界一のスポーツカーメーカー。
とにかく世界で一番速いクルマはポルシェでなくてはなりません。
なりふりかまっていられないポルシェは、2010年5月に、限定車である911GT2RSをニュルに持ち込み、7分18秒の記録を達成し、ニュルラップ市販車最速の王座をGT−Rから奪還します。
そして2013年9月。
911ではないものの、918スパイダーによって、ニュルブルクリンク6分57秒というとてつもない記録を打ち立てます。
https://www.youtube.com/watch?v=KEdDx7WM-_o
918スパイダーのエンジンは4.6リッターV8で608ps。これに156psのプラグインハイブリッドモーターが加わり、合わせて893ps/1250Nmのパワーとトルクを叩き出します。
1億円近いポルシェ最強のバケモノスポーツカーを前にしては、さすがに「現代のゼロ戦」GT-Rも分が悪いですね。
GT-R最強モデルNISMO
GT-Rはその後、2014年2月に、最強モデルのGT-Rニスモにより、7分8秒68という驚異的な記録を達成しています。
着実にタイムを削ってくるGT-Rの進化には本当に驚かされます。
戦い続ける永遠のライバル
さすがに6分台の718スパイダーは別格ですが、当面の間、GT-Rのタイムがポルシェ911に破られることはないといっていいのではないでしょうか。
最新型の991型911ターボのニュルラップは7分24秒とのことですが、それでも「いつの時代も最速のクルマはポルシェのターボ」です。
必ずや、最新のポルシェでもって、これまでのポルシェをはるかに凌駕するクルマを出してくることでしょう。それに対して、我が日本のGT-Rもまた自らを高めてこれを迎え撃つに違いありません。
我々スポーツカーファンとしては、本当に楽しみで、今後もますます目が離せないですね!
一億円もして「最速だ!」って威張られても価値は無いですねぇ……
それだけ高けりゃ当たり前だから。
GT-Rは、性能から鑑みて安く速いから価値が有るんで。
価格から見た性能が最も優れてるのはラディカル SR8LMでしょう。
最高速は300km出ないでコーナリング速度でタイム出してるという所からも、真のスーパーカーと分かりますが。
フェラーリやブガッティだの、異様にエンジンパワーは出る癖にタイムは大したことない。
それは車としての完成度の低さを証明してるんですよ。
それか、数億円もしてやっと一人前の速さとか笑わせてくれますが。
ただ、ラディカル SR8LMは横滑り防止装置無しという事らしいので、プロ以外は限界まで無理出来ないとか。
「誰でも速く」という事も加味するとGT-Rに歩がありますが。