史上最大の飛翔動物
翼竜というのは中生代に生息していた爬虫類の一目で、翼竜目に属する動物の総称をいいます。
初めて空を飛んだ脊椎動物のなかまででもあります。
おそらく翼竜で一番有名なのはプテラノドンですが、同時に最大の翼竜としても知られていました。
ところが、近年になってプテラノドンを上回る史上最大の翼竜が発見されたのです。
その名は「ケツァルコアトルス」
最初の発見は1971年。アメリカのテキサスでした。
それは翼の骨の一部分であり、この生物は翼を広げた左右の距離(翼開長)が12mにも及ぶと判断され、1975年に新種として登録されました。
ケツァルコアトルスです。
その名前はアステカ神話に登場する有翼の蛇形の神に由来します。
大きさはプテラノドンをはるかに上回るものでした。
幅10m以上の大きさはセスナ機とほぼ同じ大きさであり、実際にWWIIで活躍した大英帝国の名戦闘機スピットファイアとほぼ同じ大きさです。
ケツァルコアトルスは、現在知られる限りで史上最大級の翼竜であり、同時に、史上最大級の飛翔動物であるとされています。
翼竜もこれほどの大きさになると、地上にあって四肢で這っているとき、その体高はキリン(平均約5.3メートル)に匹敵します。
もっとも、ハツェゴプテリクスやアランボウルギアニアといった新たな翼竜が発見されており、これらはそれよりも大きな体であった可能性があるため、王座を占めていられるのもそう長くないのかもしれませんが。
いずれにせよ、このような巨大な生物が自由に大空を舞っていたと考えると、非常にロマンがあります。
この辺りが、翼竜が、恐竜とともに人を惹きつける魅力なのでしょう。
俺のほうがでかいプンプン
しゅご
宇宙壮大過ぎワロタ