「星の数ほど」とはいうけれど
以前、宇宙に存在する超巨大な星々をご紹介しました。
この時も気が狂いそうになりましたが、今日もそんな類のお話です。
宇宙はとてつもなく広く、その中には本当に数えきれないほどの星があるのですが、それではいったいどれだけの数の星があるのでしょうか。
考えてみたことがありますか。
皆さんご存知の通り、私達の住む地球は太陽の周りを公転する惑星であって、太陽系に属しています。
そしてその太陽も銀河系(天の川)という星の大集団に属しています。
銀河系には、太陽のような恒星がおよそ1000億個も存在しているそうです。
銀河系は円盤状のかたちをしていて、その半径は約5万光年。
秒速30万kmの光の速さで進んでも5万年もかかるという途方もない大きさです。
1000億という数字があまりに私達の日常では感覚のないものですが、これはいったいどれほどのものでしょうか。
お米の1合には約6500粒のお米が入っていると言われています。
それでは、お米を小学校にある25mプールにお米をざざざーっと流しこむと、どうなるでしょうか。
25mプールの大きさを25m×10m×1.2mとして計算します。よくある普通の25mプールですね。
しかし、25mプールを満杯にしても、それで入るお米の数ですら100億粒あまりに過ぎません。
1000億粒のお米を受け入れるには、25mプールが10個も必要となる計算です。
これだけの恒星が銀河系には存在しているのです。
そして一つの恒星には当然惑星や衛星、小惑星まで付属していることもあるわけですから、その中にある天体の数は文字通り天文学的数字といえるでしょう。
これだけあれば、生物が存在する星が地球だけであると考えるほうが無理がありますね。
さらなる化け物級の構成要素
さて、銀河が最大の構成要素かというとそうではないから驚きです。
銀河が数十個集まると「銀河群」、100個以上になると「銀河団」と呼ばれるようになります。
我々の銀河系は、30個ほどの銀河からなる「局所銀河群」(「局部銀河群」)というところに属しているようです。
局所銀河群には以下の銀河が含まれているそうです。
- アンドロメダ銀河M31(NGC224)
- 天の川銀河
- さんかく座銀河M33(NGC598)
- 大マゼラン雲(LMC):天の川銀河の伴銀河
- 小マゼラン雲(SMC):天の川銀河の伴銀河
- アンドロメダ銀河の伴銀河M32(NGC221)
- アンドロメダ銀河の伴銀河M110(NGC205)
- いて座の不規則銀河NGC6822(バーナードの銀河)
- アンドロメダ銀河の伴銀河NGC185
- くじら座の不規則矮小銀河IC1613
- アンドロメダ銀河の伴銀河NGC147
銀河群や銀河団はさらにいくつか集まると、「超銀河団」となります。
超銀河団ともなると銀河が1000個単位で集まっていると言われます。
私達の局所銀河群は、「おとめ座超銀河団」の一部に属しています。
おとめ座超銀河団は、直径3億光年の超銀河団で、中心にはおとめ座銀河団が鎮座しています。
(おとめ座超銀河団の地図)
しかし、2014年にハワイ大学のR・ブレント・タリーたちは、私達の銀河系がさらに大きな銀河団である「ラニアケア」という超銀河団に属しているという説を発表しました。
直径は5億光年、中に存在する銀河の数は10万個とのことです。
ラニアケアの質量は太陽1京個分とのことで、もはや何がなんだかわからず、笑う他ありません。
さらには、おとめ座超銀河団よりももっと大きい「シャプレー超銀河団」というものまであります。
おとめ座銀河団の14倍程度の大きさだとか。
さらにこの銀河団のように星が密集している地域もあれば、宇宙には何億年も銀河が存在しない地域もあるようで、このあたりは「ボイド」(空洞)と呼ばれています。
このようにして、銀河と空洞で成り立つ宇宙の地図はまるで泡立てた石鹸水のようなかたちをしているそうで、これを「宇宙の大規模構造」と呼んでいます。
まさに壮大過ぎて想像を絶する宇宙ですが、いったいその果てはどうなっているのか、その先には何が広がっているのか。
いったいなんで人間は生まれてきたのか、我々はなんで存在しているのか、不思議すぎて死にそうです。
ロマンの塊ですね
超銀河団というだけで驚いているのに、その上にさらに巨大な「シャープレー超銀河団」なんてものまであり、私達の銀河も影響を受けているらしいですね。もう壮大過ぎて訳が分かりませんね!
いったい、どこまで所属すれば終わるんでしょう。ε-(´∀`; ) ワクワクしてます♡
永遠の人類って居ないの?
住んでた惑星や太陽が崩壊しても銀河を渡り歩いて何千億年と宇宙を彷徨い生き延びている人類って。
果てが…果てが見たいです…
我々人類より科学が進歩した知的生命体に会えるなら、宇宙の謎を問いだしてみたい!
あの世は違う次元。タイムマシンは未来と過去。宇宙は距離が離れているだけなので解明は超簡単ですね。
自分は宇宙の壮大さより、何億年とある宇宙の一つの惑星で今のタイミングで生まれ育ってネットとかでこんな話出来てる自分らが1番奇跡やと思う。ほんの20年ほど前やったらネットすらままならんかったし、その地球でも環境の良い日本に生まれ育っただけでも選ばれた人間やと思う。南の島の先住民とかに生まれてたらネットすら出来ないし。100年後なんか地球がどうなってるかわからんしね。
どの時代のどの国に生まれててもそれはそれで奇跡だから大丈夫
早く不老不死を実現させて、この広大過ぎる星の海を冒険したい。
内輪で揉めているよりも各国で力を合わせて宇宙開拓をしたほうが遥かに有意義だ。
宇宙の謎が全て解明出来るなら明日死んでもいい、謎が解けた時点で感動的になるかショッキングになるかは知らん
宇宙には何億年も銀河が存在しないと書いてあるけど、何億「光」年と書かなければ距離にならない。
宇宙の果て…、胸が膨らむ!まだ解明されてないからか面白い。謎の数だけ面白さがあるね。
これだけ星があるなら我々以外の生命体がいてもおかしくないね。
良い記事をありがとう、私の頭が少しよくなりました。これからの生活に生かしていきますね。
東京大学の戸谷友則教授による研究だと地球外生命が存在しない可能性も普通にあるみたいです。
生命が偶然誕生する確率は「がらくた置き場の上を竜巻が通過し、その中の物質からボーイング747ジェット機が組み立てられる」ほど低いですが、宇宙はあまりにも広大すぎるので、そのあり得ない低確率も十分に起こり得るとのことです。
つまり宇宙人どころか地球外生命すら存在しなくてもそれは不思議でもなんでもないと。